夫婦で、はなぶさを営む

撮影・編集やデザインを担う代表佐藤孝範と、企画や取材、お客さまとのやりとりを担う安藤仁美。はなぶさの仕事は、二人の得意なことを持ち寄って進んでいきます。役割の違いと、共に働くうえで大切にしていることを綴ります。

二人で働くようになるまで

安藤仁美がはなぶさに加わったのは、2020年。子どもが生まれる前に、それまで働いていた宿泊施設を辞めたことが転機になりました。

いつか仕事を手伝うのかもしれない。そんな気持ちはありながらも、それぞれ別の仕事を持つ暮らしも考えていたといいます。声をかけられて加わったところから、二人で会社を営む日々が始まりました。

初めから二人で会社を営む形が、はっきり決まっていたわけではありません。それぞれに仕事がある暮らしも考えていた安藤仁美が加わり、企画やプロデュースと、撮影・編集などの制作を分担する形ができていきました。今の役割は、そのときの選択から続いています。

企画から完成まで、それぞれが担うこと

代表佐藤孝範は、経営とクリエイティブの責任を担い、撮影、編集、デザインを手がけています。安藤仁美は、お客さまとのやりとり、プロジェクトの進捗管理、企画を担当。映像のシナリオを書いたり、Webサイトや印刷物のために取材して文章をまとめたりするのも、安藤仁美の仕事です。

制作の多くを社内で進めながら、イラストや、代表佐藤孝範が手がけないテイストのデザインでは、外部のつくり手と一緒に制作することもあります。

単発の撮影や取材を除けば、二人の仕事が重なる場面は多くあります。それぞれの強みを生かして分担することが、制作の品質を高めることにつながっています。

映像なら、何を伝えるかを考えてシナリオにまとめる仕事と、それを撮影し、編集して見せる仕事があります。Webサイトや印刷物でも、取材で聞いた内容を文章にし、デザインと合わせて届けます。担当は分かれていても、一つの制作物の中ではつながっている。そのため、単に別々の作業を受け持つだけでは終わらない仕事です。

筋道を考える人、選び取って進める人

安藤仁美から見た代表佐藤孝範の特徴は、制作の前提を丁寧に考えることです。何のためにつくるのか、誰に届けたいのか、どこを目指すのか。その筋道が通っていることを大切にしています。新しい技術を知り、すぐに試して取り入れる姿勢も、頼りにしているところです。

代表佐藤孝範が安藤仁美に感じる強みは、たくさんの選択肢の中から、そのお客さまやプロジェクトに合うものを選び取る力。シナリオや表現の方向を決め、これで進めようと判断し続けることが、仕事を前に進めています。

安藤仁美がプロデューサーとして入る案件では、その判断を軸に進めます。そのうえで、代表佐藤孝範も制作の立場から必要な意見を伝えます。担当する役割に責任を持つことが、二人の仕事の基本です。

表現には、いくつもの選び方があります。何を目指すかを確かめることと、その目的に合う一つを選んで進めることの、どちらも必要です。前提を考える代表佐藤孝範と、方向を選び取る安藤仁美。それぞれの判断が重なるところで、プロジェクトの形が決まっていきます。

お客さまの納得までを、完成と考える

仕事の進め方で意見が分かれることもあります。安藤仁美が大事にしているのは、お客さまが納得しながら完成へ向かうための段階をつくることです。

制作する側では一度で仕上げられる内容でも、途中で考えを共有し、一緒に確かめる時間を取りたい。仕上がったものにお客さま自身が納得できて、初めて完成になると考えているからです。

AIを制作に取り入れる中でも、二人が受け持つ役割を感じる場面があります。安藤仁美は、AIである程度のデザインを形にできても、代表佐藤孝範が仕上げるときに加わる、はなぶさらしい個性があると感じています。技術を使いながら、最後にどんな表現を選ぶか。そこにも、二人でつくる意味があります。

つくる側が完成したと感じる時点と、お客さまが納得する時点は、必ずしも同じではありません。途中の段階で考えを共有することは、最後の仕上がりを一緒に受け止めるための時間でもあります。安藤仁美が大切にしているのは、その過程も含めて制作を進めることです。

仕事と暮らしに、区切りをつくる

夫婦で働いていると、仕事と暮らしの距離は近くなります。だからこそ、食事中や仕事が終わった後には仕事の話をしないこと、休日には休みの線引きをすることを大切にしています。

一緒に考え、つくる時間と、仕事を離れて過ごす時間。その区切りを持ちながら、二人で営む日々を続けています。

一緒に働いているからこそ、仕事の話をいつでも始められてしまいます。食事、終業後、休日に区切りをつくるのは、その近さの中で続けていくために意識していることです。制作で互いの力を頼りにすることと、仕事を離れる時間を持つこと。その両方を、日々の営みの中で大事にしています。

話し手

代表佐藤孝範・安藤仁美(株式会社はなぶさ)

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